ロシアのプーチン大統領はアメリカのトランプ大統領とのウクライナ侵攻後初となる対面での会談について「非常に有益だった」と高く評価しました。

ロシア・プーチン大統領
「今回の訪問は適切なタイミングで行われ非常に有益であった」

15日にアメリカのアラスカ州で行われたトランプ大統領との首脳会談を終えたプーチン大統領は16日、モスクワのクレムリンに政権幹部らを集め首脳会談の結果について報告を行い、「非常に有益だった」と高く評価しました。また、「戦闘の早期終結が必要だとするトランプ大統領の立場を尊重する。われわれもそう望んでいる」としたうえで、「危機の根本原因の除去こそが解決の基盤となるべきだ」と従来の主張を繰り返しました。

さらに、プーチン氏は、トランプ氏と「あらゆる分野について協議した」とも説明。15日の共同記者会見ではエネルギーや宇宙探査、北極圏開発にも言及していて、会談では米ロ間の経済協力などについても話し合われたものとみられます。

一方、ロシア大統領府は首脳会談を終えて帰国するプーチン氏の政府専用機がアメリカの戦闘機によって護衛を受けた映像を公開。プーチン氏に対するアメリカの厚遇ぶりをアピールしました。