広島県府中町で4月に起きた強盗殺人事件で、広島地検は、家庭裁判所から逆送されていた2人を15日付で起訴しました。
強盗殺人の罪で起訴されたのは安芸郡府中町の少年(16)、強盗致死の罪で起訴されたのは海田町の男(18)です。
起訴状などによりますと、2人は女(18)と共謀して、東京都の男性会社員(当時52)が、女と援助交際をしていることに因縁をつけ、4月12日の夜、男性を府中町の公園に呼び出し、2人で暴行を加えたうえ、少年(16)が男性の頭部を木の棒で殴って殺害し、財布(現金約8万1000円在中)を奪ったとされています。
2人の認否について、地検は明らかにしていません。
この事件では、女を含めた3人の身柄が一度、広島家裁に送られました。このうち1少年(16)と男(18)は刑事処分が相当として広島地検に逆送。女(18)については、恐喝の非行事実で少年院に2年間収容されることが決まっています。
起訴されたことで、少年と男は、20歳以上と同様、刑事裁判を受けることになります。