宮城県内では、クマの目撃が相次いでいます。大和町では、15日朝、県道を横切るクマの様子をカメラが捉えました。人を怖がる様子もなく十分な注意が必要です。

道路を横切り山林の中へ入るクマ。

15日午前7時頃、宮城県大和町吉田の県道147号で撮影された映像です。

逃げていったかと思われましたが、道路脇に留まり、じっとこちらを見つめていました。怖がる様子もありません。

現場近くには、住宅や農地があり、地元の人からは不安の声が聞かれました。

住民:
「怖い。夫がたまにクマの鳴き声がするはすると言っていた。家では夜寝る前にカギをかける対策をしている」

県によりますと、2025年4月以降、県内で確認されたクマの目撃情報は、14日までに541件に上り、例年を上回るペースとなっています。

2024年、餌となるブナの実などが豊作だったため、繁殖に成功したクマが増え、活動範囲も広がっていると見られていて、警察や県が、注意を呼び掛けています。