15日は終戦の日です。
ことしで戦後80年を迎え、福島県福島市では原爆や戦時中の暮らしについて考える展示会が開かれています。
「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います」
東京で開かれた「全国戦没者追悼式」では、黙とうが行われた後、天皇陛下がおことばを述べられ、参列した遺族3358人が戦争の犠牲になったおよそ310万人を追悼しました。
【全国戦没者遺族代表(父親が戦死)江田肇さん(82)】
「戦後の厳しさを体験している我が国は、今こそ争いのむなしさ、復興の難しさ、平和の尊さを世界へ訴えることが求められていると感じています」
こうした中、福島市では戦争の悲惨さを後世に伝えようと、今年で20回目となる企画展が開かれています。
会場では戦時中、原爆投下の訓練として福島市渡利に落とされた模擬原爆の模型や、当時の軍服などが展示されています。
また特別企画として、去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協が制作した広島原爆について説明する写真が展示されました。
【市内から来た高校生】
「自分の知らない見たことないような写真があってかわいそうだなと感じた」
この企画展は、16日まで福島市のコラッセふくしまで開かれます。