アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談について、ロシア大統領補佐官は日本時間のあす早朝に開始する予定だと明らかにしました。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官は14日、米ロ首脳会談について、アラスカ州にある米軍基地で日本時間あす午前4時半に開始すると発表しました。

1対1の会談のあと、代表団を交えた拡大会合が行われ、終了後には共同記者会見が行われる予定だとしています。拡大会合には双方の代表団5人が参加し、ロシア側からはラブロフ外相らが出席するということです。

ウクライナ侵攻開始後、米ロ首脳が対面で会談するのは初めてで、プーチン氏は米軍基地への異例の訪問となります。

こうした中、プーチン氏は首脳会談に向け、政権幹部らを集めて会議を開きました。

ロシア プーチン大統領
「ウクライナでの戦闘を停止し、危機を収束させて、すべての当事者に利益となる合意の達成に向けて、精力的かつ誠実に努力を続けている」

プーチン氏はこのように述べ、トランプ氏の仲介努力を高く評価しました。そのうえで、アメリカとの今後の対話をめぐり、「次の段階で戦略兵器の管理に関する合意に達すれば、長期的な平和の条件につなげられる」と述べ、米ロ間の核軍縮をめぐる合意にも前向きな姿勢を示しました。