お盆の伝統行事で、先祖を供養しました。
青森県八戸市の寺では江戸時代から伝わる「墓獅子」が行われ、墓参りに訪れた人が舞に気持ちを重ね、静かに手を合わせていました。
「墓獅子」は、200年以上の歴史を持ち県の無形民俗文化財に指定されている鮫神楽の演目の1つです。
お盆には、八戸市鮫町にある浮木寺で訪れた人の依頼に応じて、その家の墓の前で披露されます。
獅子頭が、その動きで死者と生きている人の感情を表現し、歌で互いをつなぐとされていて、訪れた人は舞に気持ちを重ね、静かに手を合わせていました。
墓獅子を依頼した人
「先代がこういう芸能が好きだったのがあって、毎年ここでやってもらうことで思い出すことはいっぱいありますね」
墓獅子を依頼した人
「初めて見たので感動しました。じいさんが7回忌なので、すごく喜んでいると思います」
迎え火と線香がたかれるなか、歌にあわせて獅子が舞い、墓地は厳かな雰囲気に包まれていました。