青森海上保安部の巡視船「おいらせ」が実施した射撃訓練で、事前に周知していた時間を80分超過していたと発表しました。
巡視船「おいらせ」の射撃訓練が行われたのは、龍飛埼灯台から南西に約37kmの地点を中心にした半径9kmの海域です。

周辺に漁船などが近づかないように事前に呼びかける航行警報では、訓練時間を午前8時~午後2時半として周知していましたが、実際は午後3時50分まで訓練が行われ、予定を80分超えました。
訓練は、実弾と空砲を交えた「20ミリ機関砲射撃訓練」で、これまでのところ漁船などへの被害は確認されていません。
青森海上保安部によりますと、過去にこの訓練で予定時間を超えたことはなく、原因は調査中とした上で、岡田洋平 部長は「このような事案を発生させたことについて誠に申し訳なく思う。原因究明と再発防止に尽くしてまいります」としています。