福岡県は道路工事の用地について、地権者に当初提示した額の約5倍の価格で買収していたと明らかにしました。

福岡県によりますと県は今年県道の改良工事の用地として赤村にある2500平方メートルの土地を買収しました。

県は当初、約430万円を提示していましたが地権者が難色を示したことから価格を2回算定し直し、最終的に2160万円あまりで買収したということです。

価格が大きく上がった点について県は「造成地となっている部分の掘削(くっさく)費用を算入した」と説明。

そのうえで「近隣の土地の単価と比べ著しく高くなったことは適切ではなかった」と述べました。