人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASによる水の汚染について、沖縄県が、県民の健康不安を軽減するため、今年度中に専門家から意見を聴取する委員会を設置することが分かりました。
PFASをめぐっては、県内の米軍基地周辺から高濃度で検出されているほか、先月には県内の研究チームが、PFASの血中濃度と心筋梗塞の関係性を示す研究成果を公表しています。
こうしたなか県は、PFASによる県民の健康不安を軽減するため、専門家から対策に向けた意見を聴取する「PFASに関する健康影響対策検討委員会」を今年度中に設置するということです。

委員会の設置に向け、県は現在、公衆衛生や疫学、臨床、地域保健など各分野の専門家6人程度の選定を進めています。
委員会は3回程度の開催が予定されていて、PFASに関するデータの活用方法や血液検査のあり方、検査実施後のフォロー体制などが検討される見通しです。