
大学はこの21年間、事故について伝えるイベントなど、様々な取り組みを行ってきた。しかし、今では当時を知る教員は3分の1ほどになり、毎年開かれる集会の参加者も年々減り、風化が始まっている。
風化に抗い事故を忘れないために、今年、大学は8月13日を「沖縄国際大学平和の日」に制定した。
8月13日は夏休みのタイミングで、全学を挙げてのイベントは難しい。安里学長は、「ゼミ単位や教員のサークル単位で企画を考えてもらい、8月13日にこだわらずに、何かできないか」と、平和の日制定の思いを語る。
今後は映像資料の制作も検討しているという。
安里学長:
「その当時いた教職員のインタビューもアーカイブとして残している。そういったものを、外部の人たちも見ることができる形で提供できないか、今後検討していきたい」