警察官などを名乗る人物から、広島市の男性が1億4000万円以上をだまし取られていたことが分かりました。

警察によりますと、6月12日、広島市南区に住む男性の自宅の電話に、警察官や検察官を名乗る男から電話がありました。

男たちは、「あなたに詐欺容疑がかかっている」として、「資金洗浄のために警察でお金を預かる」などと告げました。

男性はメッセージアプリと暗号資産取引アプリをダウンロードした後、男たちにビデオ通話などで指示された通りに送金を続け、合わせておよそ1億4400万円相当の暗号資産をだまし取られたということです。

毎日連絡を求められることを不審に思った男性が警察に相談したことで事件が発覚しました。

警察は、「警察がお金を預かることやアプリの操作を指示することはありません」などと呼びかけています。