ロシア大統領府は12日、プーチン大統領が金正恩総書記と電話会談を行ったと発表しました。

この会談でプーチン氏は、15日に予定されるアメリカのトランプ大統領との首脳会談を前に金氏と会談に関する情報を共有したとしています。

また、今後も両首脳が接触を図ることで合意したということです。

米ロ首脳会談をめぐって、プーチン大統領はこれまで、中国、インド、ブラジルなどBRICSの首脳に対して、相次いで電話をして、情報共有と関係維持を図っています。

一方、北朝鮮の国営メディア「朝鮮中央通信」も金正恩総書記とプーチン大統領の電話会談の内容を報じました。

会談で金総書記は、「北朝鮮はロシアとの条約にいつも忠実であり、今後もロシア指導部が取るすべての措置を全面的に支持する」と述べたということです。

ただ、朝鮮中央通信はトランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談については言及しませんでした。

韓国の聯合ニュースは、「北朝鮮メディアが最高指導者と外国首脳の電話会談の内容を公開したのは初めて」だと伝えています。