米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

スッキリせず、雨のところも出てくる見通しです。

まずあすの天気から詳しく見ていきましょう。あす朝の天気図をご覧ください。
日本の東に高気圧の中心があります。高気圧は時計回りに風が吹くんですが、この風向きがポイントなんです。

あすの朝は西から雨雲のもととなる暖かく湿った空気が入ってくる状況です。
ただ、山梨県に関しては地形的に南アルプスの山がこの風をブロックする形となりますので盆地には雨雲が入ってこない予想です。

ですから山沿いを中心に雨のところが出てくる見通しです。

ただ、あすの夜になりますと風向きが南寄りへと変わります。

これだと、南から雨雲が入ってきやすい状況になりますので、これによってあすの夜は盆地で雨のところが出てくると予想しています。

ではお盆期間の天気はどうなりそうなのか天気傾向を見ていきます。
まず、あすから14日木曜日にかけては前線が停滞しやすい影響で雲が広がりやすい天気となる見込みです。

ただ、15日金曜日から17日日曜日にかけては高気圧に覆われる形となります。

前線は消えますので一見して15日から17日は天気は良さそうに思えますが上空に冷たい空気=寒気が流れ込んでくる予想となっています。
地上の気温が上がって上空の気温との差が大きくなると、大気のバランスが不安定になりやすいんです。ですから天気急変の恐れがあります。

では、お盆期間の天気トピックスでご覧ください。
まず、あすから木曜日にかけては雲が広がりやすく、水曜日、木曜日は盆地でもにわか雨の可能性があると予想しています。
一方、15日金曜日から17日日曜日は今のところ曇り先行としていますが、おそらく晴れ先行に変わるんじゃないかなと予想しています。
ただ気温が上がれば上がるほど上空との気温差が大きくなって午後は夕立タイプの雨。天気急変のおそれがありますので、空模様の変化には要注意です。
山のレジャーを計画されている方は、天気の急変、くれぐれもお気をつけください。
<詳しくは動画をご覧ください>