【末永アナ】
「今年も一心泣き相撲が始まりました!赤ちゃん力士たちの元気な泣き声が会場中に響き渡っています」

11日、福島県伊達市で行われた「一心泣き相撲」。
赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事で、生後6か月から2歳半ごろまでの赤ちゃん力士が参加しました。
その数なんと45人。どんな熱戦が繰り広げられるのか。
まずは暖琉丸(あたるまる)と龍ノ崇(たつのたか)の取り組みです!

「はっけよいのこったのこった~!」

甲乙つけがたい大きな泣き声を響かせ、会場は大盛り上がり!

一心泣き相撲は、子どもが一心に泣くことで邪気を払うといわれていて、勝敗を決めないのが特徴です。
ふだんあまり泣かないという暖琉丸(あたるまる)でしたが、土俵上では豪快な泣きっぷりを披露しました!

【福島市から参加・暖琉丸のお父さん】
「泣くか心配だったんですけど、ぎゃんぎゃん泣いてくれてよかったかなと思います。これから健康にたくましくすくすく育ってくれたらいいなと思いました」

続いて昊ノ心(こうのしん)と想虹青龍(そのしょうりゅう)の取り組み。
両者堂々たる表情でなかなか泣きません。これには会場からも…

「泣き相撲だ!泣いてくださ~い!」

「のこった」ならぬ、「参った」か…。
あの手この手を尽くした結果、終盤でようやく泣き顔を見せてくれました。

【須賀川市から参加・想虹青龍(そのしょうりゅう)の両親】
「お兄ちゃんも2年前に出たんですけど、その時は泣いてくれたんですけど(想虹青龍・そのしょうりゅうは)なかなか泣かなかった。最近おばあちゃんも亡くなっちゃってお空でおばあちゃんも見ててくれたらいいなと」

会場は、赤ちゃんの健やかな泣き声と、成長を願う観客の笑顔であふれていました。