米ロ首脳会談が15日に予定されるなか、アメリカのバンス副大統領はトランプ大統領とプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領による3者会談を調整していることを明らかにしました。

アメリカ バンス副大統領
「現在、(米・ロ・ウクライナの)3人の首脳が紛争の終結について話し合うことができるよう、会談の日程調整などを進めている」

バンス副大統領はFOXニュースのインタビューで、停戦条件について「誰もが満足するものにはならないだろう。ロシアもウクライナも不満を抱くかもしれない」と述べました。

そのうえで、戦闘を止めるにはトランプ大統領がロシアとウクライナを対話させ、一致点を見出させることが必要だと強調しました。

こうしたなか、ワシントン・ポストは、ロシアは停戦の条件としてウクライナに東部ドンバス地方の放棄を求めていると報じました。

交渉に詳しい関係者の話として伝えたもので、南部ヘルソン州とザポリージャ州のロシア占領地域についても、クリミア半島への陸路を確保する狙いから返還に応じる方針はないということです。