静岡県内は大気の状態が非常に不安定となっていて、8月10日は静岡県御殿場市付近で記録的短時間大雨情報が出るなど局地的な大雨に見舞われました。8月12日にかけて土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。

<富士支局 杉村直美記者>
「裾野市須山の南富士エバーグリーンラインです。道路から水があふれだして川のようになっています」

静岡県裾野市の南富士エバーグリーンラインの午前9時ごろの様子です。雨と風が強く吹き付け、道路の至る所で側溝から水があふれ出ていました。

前線が本州付近に停滞しているため静岡県内には南から温かく湿った空気が流れ込み広い地域で雨が降っています。

8月10日、気象庁はレーダーでの解析の結果、静岡県御殿場市付近で午後7時までの1時間に110ミリの雨が降ったとして記録的短時間大雨情報を出しました。

このほか、静岡県沼津市、静岡県三島市、静岡県長泉町では土砂災害警戒情報が発表され一部の地域に避難指示が出されました。これまでに県内では大雨による目立った被害は確認されていないということです。

この後も県内では局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降る恐れがあり気象庁は土砂災害や落雷、激しい突風などに注意するよう呼び掛けています。