イスラエル政府がパレスチナ自治区ガザ北部のガザ市の制圧計画を決定したことを受け、国連の安全保障理事会は緊急会合を開きました。

パレスチナ マンスール国連大使
「(イスラエルの計画は)ハマスの支配を終わらせるためではなく、パレスチナ国家の独立を阻止するためなのです」

パレスチナのマンスール国連大使は10日、国連安保理の会合で、各国に対し、ガザ市の制圧計画を決定したイスラエルを止めるために行動するよう訴えました。

会合の開催は15の理事国のうち、アメリカ以外のすべての国の支持で決まり、フランスの代表は「イスラエル政府の計画を最も強い言葉で非難する」と述べるなど、各国がイスラエルを批判し、計画の撤回を求めました。

イスラエル ミラー国連次席大使
「イスラエルはガザを永久に占領する計画も意図もない。これは残忍なテロ政権からの解放のためだ」

一方、イスラエルは目的はハマスからガザを解放することだと計画を正当化し、アメリカの代表も「ハマスから自国を防衛する権利を支持する」と述べ、イスラエルを擁護しました。