今月18日、豊見城市(とみぐすくし)にあるステーキ店で鉄板焼きのパフォーマンス中にフランベの火が客に燃え移り、5歳の男の子が顔にやけどを負いました。

この映像(画像)は男の子の父親がステーキ店で行われたパフォーマンスの様子を撮影したものです。

次の瞬間、撮影しているカメラの方向に炎が向かってくることが確認できます。

消防などによりますと、今月18日の夜、豊見城市にある「サムズアンカーインイーアス沖縄豊崎店」から「5歳の男の子が顔と手にやけどをした」と通報がありました。
男の子は顔の下半分がただれるなどのやけどを負ったほか、父親も首などにやけどを負って病院に運ばれましたが命に別状はないということです。

当時、店内に居合わせたドクターとナースがやけどした親子の患部を冷やすなどの応急処置を行ったということです。

当時、店内ではアルコール度数の高い酒を料理にかけて火をつけるフランベのパフォーマンスが行われていてステーキ店の運営会社によりますと、本来、ステンレス製の容器に入れるべきだったアルコールがプラスチック製の容器に入っていたことから「使用する容器が不適切だった」と説明しています。

この店舗は11月24日まで休業となる予定で、運営会社は「被害にあわれた方には誠心誠意対応していく本当に申し訳ない」とコメントしています。

やけどをした男の子の家族は「大変ショックで怒りを感じる店側には安全対策などの指導を徹底してほしい」と話していて、警察に被害届を出すことも検討しているということです。