福山空襲から80年となった8日、犠牲者を追悼する慰霊式が開かれました。

福山市生涯学習プラザで開かれた福山戦災死没者慰霊式には、遺族など関係者およそ120人が参列しました。

枝広直幹福山市長
「決して戦争の惨禍を再び繰り返さず、恒久平和の実現を目指すことをお誓いします」

1945年8月8日夜にあった福山空襲では、アメリカ軍の爆撃機91機がおよそ1時間にわたって焼夷弾を投下しました。それによって市街地のおよそ8割が消失し355人が犠牲になりました。

福山空襲で妹を亡くした佐久間晥さん
「妹が、焼け死んだ。かわいそうなことした。そういう犠牲者を二度と出さないようにするのが、我々生きた人間の任務」

参列した人たちは折り鶴や花を供え犠牲になった人たちの冥福を祈りました。