2020年7月の豪雨で全壊した球磨村の神社が移転して再建し、8月8日に落成式が開かれました。
雨が降る中、新しい渡阿蘇神社で執り行われた神事には、地元住民や関係者、約90人が参列しました。

落成式では、尾方孝至宮司が「これからも地域の心の拠りどころであり続けたい」と、思いを語りました。
球磨川の近くにあった元の神社は、2020年7月の豪雨による川の氾濫で拝殿や神殿、社務所が全壊しました。

そのため新しい神社は、元の場所から1キロほど離れた高台に建てられました。
神社の運営に携わる山口森義さんは「水害を乗り越えてできた新しい社なので、地元の人たちだけではなく多くの人に参拝してもらいたい」と、地域のシンボルの復活を喜んでいます。