愛媛県警八幡浜署は8日、市内に住む男性会社員(60代)が、SNS型ロマンス詐欺で約1260万円をだまし取られたと発表しました。

八幡浜署によりますと、男性は2月24日、SNSでのやり取りを通じ好意を抱いた日本人女性を名乗るアカウントに、ウイスキーのオークションに関するSNSグループを紹介され「限定品を購入すれば、20日間で10倍くらいに値上がりする」などのメッセージを信用。

3月24日と28日に計約28万円を指定口座に振り込むと、グループのメンバーから「購入品が高額で落札された」と伝えられた一方、審査保証金などを要求され、4月16日から29日までの間に、計約576万円を指定口座に振り込んだということです。

また、男性はダイレクトメッセージが届いた、韓国人女性を名乗る人物にも好意を抱くようになった頃、オンラインショップの経営を持ち掛けられ、指示に従い、インターネットサイトにアカウントを作成。

客から注文された商品の購入名目で4月15日と25日に、計約252万円を指定口座に振り込んだということです。

そして、男性が収益を自分の口座に移そうとしたところ、サイトのカスタマーセンターから「収益が凍結された」と通知されるとともに、凍結解除や出金手数料を要求され、4月30日から7月2日までの間に計約404万円を指定口座に振り込み、それぞれだまし取られたということです。