今年上半期の経常収支は14兆5000億円あまりの黒字となりました。海外からの配当収入などが増え、黒字幅を拡大しています。

財務省が発表した今年上半期の国際収支によりますと、海外との貿易や投資で日本がどれだけ稼いだかを示す経常収支は、14兆5988億円の黒字となりました。去年の上半期に比べて1兆2000億円あまり黒字幅を拡大しています。

▼日本への海外旅行客が増え、旅行収支が半期として過去最大となったことや、▼金融・保険などの業界を中心に海外からの配当収入が増えたことが主な要因です。

また、同時に発表された今年6月の経常収支は1兆3482億円の黒字でした。

こちらは去年の同じ時期から黒字幅を縮小していて、トランプ関税の発動に伴う貿易収支の悪化などが影響しました。