広島市で開催されている動物画家・石村嘉成さんの作品展で、入場者が1万人に達し、記念セレモニーがありました。

1万人目の来場者は、祖母と一緒に夏休みの思い出作りに来たという小学6年生の井上暁斗さんで、NTT都市開発の樋野村哲副支店長から記念品が贈られました。

妹の弥さんが持ってきた石村さんの塗り絵は、会場内に展示されます。

井上さん「急に選ばれてドキッとしました。絵がとてもきれいだったんで、興味があってきました」

祖母 縄本淑子さん「石村さんの人となりと、とてもカラフルな色を使われているので、それを楽しみに見に来ました」

2歳の時に自閉症と診断された石村さんは、高校卒業後にアート活動を始めます。動物の気持ちになって描くという作品は、独特の色彩と訴えかけるような目力が特徴です。

9日には、中国新聞に連載している「悲しきデブ猫ちゃん」の主人公・マルが会場を訪れて、石村さんと一緒に版画ライブドローイングをすることになっています。