7月の中国からアメリカへの輸出額が、前の年の同じ月と比べてマイナス21.7%と大幅に減少したことがわかりました。
中国の税関総署が7日に発表した貿易統計によりますと、7月の中国からアメリカへの輸出額は、アメリカドル換算でおよそ358億ドル、日本円でおよそ5兆2600億円で、前の年の同じ月と比べてマイナス21.7%と大幅に減少しました。減少幅は、6月のマイナス16.1%から拡大しています。
また、7月のアメリカからの輸入額はおよそ121億ドル、日本円でおよそ1兆7800億円で、前の年の同じ月と比べて18.9%減少しました。
アメリカと中国は一時、互いに100%を超える関税を課していて、5月に双方が引き下げることで合意しましたが、これらの政策の影響などにより、米中間の貿易量は大幅に落ち込んだ状態が続いています。
一方、中国の7月の世界全体に対する輸出は3218億ドル、およそ47兆2400億円と去年の同じ時期と比べて7.2%増加。輸入は2235億ドル、およそ32兆8100億円と去年の同じ時期と比べて4.1%の増加となりました。
税関総署の報道官は、「複雑な外部の環境下でも対外貿易は改善の勢いを維持している」と説明し、中国経済は安定的に推移しているとの見方を示しました。
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