9日の長崎原爆の日を前に、7日朝、長崎市の平和公園で平和祈念式典のリハーサルが行われました。

鈴木史朗長崎市長「被爆者の皆さんが高齢化する中で今、次の世代に被爆者の思いを伝えていかなくてはいけない。ぜひ素晴らしい式典にしたいと思います」

くもり空の下、午前9時半から始まったリハーサルには鈴木長崎市長や被爆者などおよそ150人が参加しました。参加者は原爆犠牲者の名前を記した名簿の奉安や水を求めて亡くなった人々への献水など式典の段取りを念入りに確認していました。

原爆死没者名簿を奉安する被爆者の中尾百合子さん(93)「あの日のことを思い出して母とも会えるかなと思ってずっとお参りしております」

献水を行う被爆者の森重子さん(89)「献水をして皆さんにたっぷり水を捧げたい」

式典は9日午前10時40分から行われ、過去最多となる101の国と地域、EUの代表が参列の意向を示しています。