戦後間もない伊江島で、米軍の船に積まれた爆弾が爆発し、107人が死亡した事故から6日で77年となり、慰霊祭が開かれました。

事故が起きたのは1948年8月6日の伊江島で、海中で処理する予定だったロケット爆弾約5000発が、米軍の「LCT」と呼ばれる船に積まれていたところ、荷崩れを起こして爆発し、伊江村の人たち107人が死亡、70人が負傷しました。

事故から77年となった慰霊祭では、遺族や島民など約60人の参列者を前に伊江村の名城政英村長が追悼の言葉を述べました。

慰霊祭には、事故で亡くした父親の写真をもって参列する人や事故の記憶を風化させまいと、県外に住む孫を同席させた遺族の姿などが見られました。