■MLB ドジャースーカージナルス(日本時間7日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのカージナルス戦で“1番・投手兼DH”で出場し、1点を追う3回の第2打席で10試合ぶりとなる39号2ラン本塁打を放った。

この一発でメジャー通算1000安打を達成し、日本人ではイチロー(3089本)、松井秀喜(1253本)に次ぐ史上3人目の大台に到達した。リーグトップ(40本)のK.シュワーバー(32、フィリーズ)に1本差と迫り、3年連続40号に王手をかけた。

3回は1死二塁の場面で、先発M.リベラトーレを相手に、カウント1-1から3球目のシンカーを振り抜くと、打球は勢いよくセンター左に吸い込まれ、飛距離134mの特大弾となった。

9戦連続、今季ワーストの46打席ノーアーチ(試合前)と苦しんでいたが、今季チーム115試合目で39号に到達し、125試合目でマークした昨年よりも10試合早いペースに。シーズン55本ペースで自己最多更新にも期待が高まる。

この日は今季8度目の“二刀流”で、中6日で先発マウンドに臨んだ大谷。1回、2回は3者凡退。3回は2死三塁から意表を突くセーフティーバントで先制点を奪われたが、自らを援護する“確信”の逆転弾でスタジアムは大歓声に包まれた。