6日午前、岩手県一関市の住宅敷地内にある納屋で保管していた米袋がクマに破られているのが見つかりました。
警察によりますと6日午前5時半ごろ、一関市にある住宅の敷地内にある納屋の木戸が開いていて、中で保管していた米袋5袋中1袋が破られ、玄米が散乱しているのを、所有する男性(87)の妻が発見しました。男性は知り合いの猟友会のメンバーを通じて一関市役所に連絡し、その後市役所が警察に通報したものです。
木戸には鍵がかかっていなかったということで、米袋はクマの爪で破られたような跡や、納屋の前にクマのものとみられる体毛も見つかりました。男性は5日午後5時ごろに納屋の木戸を閉め、異常がないことを確認していて、6日午前5時半ごろまでの間に被害が発生したとみられるということです。クマは目撃されていません。
現場は山林や水田に囲まれ住宅が点在する農村地域で、警察が付近で住民に注意を呼び掛けています。