広島市の原爆ドームそばで6日、平和記念式典の警備員に暴行を加えたとして、中核派活動家の男など2人が現行犯逮捕されました。
暴行の疑いで逮捕されたのは長野市の中核派活動家の男(51)です。
警察によりますと、男は6日午前7時半過ぎ、原爆ドーム北側の歩道で、警備員の男性の胸を手で押す暴行を加えた疑いがもたれています。
警察の調べに、男は黙秘しているということです。
付近にいた警察官が、後ろに倒れこみ尻もちをつく警備員を目撃して事情を聴いたところ事件が発覚し、活動家の男を現行犯逮捕しました。
また、午前5時45分頃には、警備員の男性の足を蹴る暴行を加えた疑いで氏名不詳の男も現行犯逮捕。
この男も、警察の調べに黙秘しているということです。
男は、原爆ドーム北側で「8・6ヒロシマ大行動」が主催する集会に参加していました。
一方、集会場所は、平和記念式典の開催にともなう入場規制エリアとなっていて、式典主催者の広島市は、集会の参加者に対し退去を命令していました。
【追記】現行犯逮捕された男性2人は、8月26日付で、広島地検が処分保留で釈放しています。