広島、長崎で被爆した韓国人が多く暮らす韓国南東部・陜川でも、きょう、原爆犠牲者の慰霊式が営まれました。

慰霊式が開かれた韓国南東部・陜川は、広島、長崎で被爆し、終戦後に帰国した韓国人が多く暮らす地域です。参列者たちは黙とうし、犠牲者の位牌に花を供えました。

韓国原爆被害者協会の李圭烈会長は、「貧困と差別、後遺症など苦痛の80年だった」とコメントしています。

協会によると、朝鮮半島出身の被爆者はおよそ10万人に上り、そのうちおよそ5万人が死亡しました。

韓国には今もおよそ1600人の被爆者がいるとされ、李在明大統領は支援に力をいれる方針を示しています。