岩手県の岩泉警察署と久慈警察署は6日、豪雨による山間地帯で孤立集落の発生を想定した合同訓練を行いました。

訓練に岩泉署と久慈署から合わせて11人が参加しました。
訓練は線状降水帯の影響により岩泉署管内の複数か所で土砂崩れが発生し安家駐在所と連絡が取れないとの想定で行われました。

岩泉署は、安家地区の道路も寸断されていることから、隣接する久慈署に応援を要請しました。
久慈署員が安家駐在所に駆けつけ、所員の安否を確認したあと、倒木で動けなくなった人の救助活動を行いました。
迂回して安家地区を目指した岩泉署員は、道を塞いでいる倒木を想定し、チェーンソーで切断する訓練を行いました。

(岩泉警察署 小山強署長)
「いろいろな所で災害が発生して、一つの警察署だけでは対処できないということがあり、そういう場合、お互いの隣接する警察署同志が協力して対処することが必要だろうと、きょう訓練をやりました」

参加した署員は近年、全国的に多発している豪雨災害に備え、真剣に訓練に取り組んでいました。