夏休み中の子どもたちが高知市のバス会社を訪れ、交通安全について学びました。乗るだけでなく、「裏側」も体験し、楽しい1日を過ごすことができたようです。

この教室は子どもたちにバスの運転や整備などの仕事に興味を持ってもらおうと、龍馬学園キッズアカデミーと高知駅前観光が開きました。

子どもたちはさっそく運転手が被る帽子を着用し、運転席へ。

小さな運転手はバスの前に置かれた、人に見立てた段ボールが運転席から見えるかどうか確認します。

「運転席から見える?」
「見えん」
「見えんでしょ、だからあんなところであそんでいたらどうなる?」
「事故が起きる」
「事故が起きてしまうよね、ではそういったことに気を付けて遊んでくださいね。」

このあと座席の隙間に隠れたスマホや傘などの忘れ物を探したり、専用の道具を使ってタイヤをたたき、音や振動から不具合を見つける出発前点検を行ったりしました。

また、内輪差による巻き込み事故を間近で体験。迫り寄るタイヤに子どもたちからは「わあっ!」と悲鳴が上がりました。

そしておよそ16トンのバスと子どもたちが綱引き対決!力を合わせて一生懸命引っ張るとバスが少しずつ動きました。

(参加した子ども)
「(Q.何がいちばん楽しかった)綱引き。バスと一緒に綱引きするなんて普通にできないから」

(参加した子ども)
「バスの中ってあんなに忘れ物があるんだなと思った」

(参加した子ども)
「落としてもらいたくないから、みんなに忘れ物をしていないか聞く」

(参加した子ども)
「こうやって安全を守ってくれているんだなと感謝の気持ちがありました。バス運転手になろうかなと思いました」

高知駅前観光は体験を通して、将来、バスの運転手が職業の選択肢の1つになればとしています。