夏休みも中盤です。そろばんで日本一に輝いた子ども達を紹介します。

合志市の足立珠算教室には4歳から高校生までの270人が通います。

ここに、7月に東京で行われた「全日本珠算技能競技大会」で日本一になった子ども達がいます。

「読み上げ暗算と読み上げ算でダブル優勝しました」


小学生以下の部で優勝した小学5年の出口花恵さんと、中学生以上の部で優勝した高校1年の吉岡都葉さんです。

約220人が出場した全国大会で、2人とも7桁~16桁の数字を10回足し引きする「読み上げ算」と「読み上げ暗算」の部で日本一に輝いたのです!
早速、その実力をみせてもらいました。
まずは、そろばんを使わない暗算です。
「願いましては・・・」


実は今回、出口さんとって初めての大会でした。

小学生以下の部で優勝 出口花恵さん(小5)「席が最前列で何か前にすごい偉い人たちが座っていて、すごく緊張していました。優勝はすごいびっくりしたけど嬉しかった」
そして、もう1人。吉岡都葉さん。

そろばんの認定試験で合格率0.02%の日本珠算連盟の「そろばん10段」の逸材です。その計算スピードも圧巻です。
「願いましては・・・」


そんな吉岡さんでも日本一は今回が初めて。不思議な感覚だったといいます。
中学生以上の部で優勝 吉岡都葉さん(高1)「直後は実感があんまりわからなかったんですけどちょっと時間が経ってから『おー』っていう感じで。先生とか家族とかにすごい感謝の気持ちでいっぱいになりました」
日本一になった2人にはある共通点があると指導者の吉田さんはいいます。

足立珠算教室 吉田由美代表「問題に対して真摯に向き合っていく。×になったら○になるまで何回でもやっていく。だからある意味、自分自身を信じてるんだろうなと思います、自分の力を。そこが素晴らしいし、私たち指導者から見ても尊敬できる」
そんな努力家な2人の今後の目標は・・・

小学生以下の部で優勝 出口花恵さん(小5)「1週間後にある九州大会で全種目優勝すること」

中学生以上の部で優勝 吉岡都葉さん(高1)「日本珠算連盟っていう団体の暗算検定で10段を取ることを目標にしてます。ずっと言い続けてるんですけど、今まで8回ぐらい同じ試験に落とされてきてるので、もう今度こそ取ろうと思ってやっています」