大雨と雷及び突風に関する東北地方気象情報 第5号
2025年08月05日05時24分 仙台管区気象台発表

東北地方では5日夕方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、5日は竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

[気象概況]
 低気圧が、5日は北日本を通過し、前線が東北地方を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、上空の寒気や日中の気温上昇の影響も加わるため、東北地方では、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 このため、東北地方では5日夕方にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。なお、その後も雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

[雨の予想]
5日に予想される1時間降水量は多い所で、
  東北日本海側 50ミリ
  東北太平洋側 40ミリ
6日に予想される1時間降水量は多い所で、
  東北日本海側 40ミリ
  東北太平洋側 30ミリ
5日6時から6日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北日本海側 120ミリ
  東北太平洋側  80ミリ
その後、6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北日本海側 120ミリ
  東北太平洋側  80ミリ
7日にかけて前線の影響により、東北日本海側を中心に、断続的に雨が降り、総降水量が増え、警報級の大雨となる可能性があります。

[防災事項]
 東北地方では、5日夕方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、5日は竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。