自衛隊などが平時から訓練などで円滑に利用できるよう国が高知県南国市の高知龍馬空港を「特定利用空港」の候補として検討していることが分かりました。
国は安全保障の対応を巡り、自衛隊や海上保安庁が訓練などで平時から空港や港を円滑に利用できるよう、全国の36か所を「特定利用空港・港湾」に指定していて、県内では高知港、須崎港、宿毛湾港が含まれています。県によりますと4日、国の内閣官房や国土交通省、海上保安庁、防衛省の職員が県庁を訪れ、南国市の高知龍馬空港を「特定利用空港」の候補として検討していることを説明したということです。高知龍馬空港は国の管理のため、国が県に同意を求めることはありませんが、県は国に対し、県民の理解が得られる丁寧な説明や、民間の利用を優先し県民の生活に影響が出ないようにすること、安全に万全を期し、事故があった場合は国が責任を持つことを申し入れたということです。国は特定利用空港の指定について、2025年度末をめどにしているということです。
