日本と中国の学生が卓球を通して交流の輪を広げようというイベントが北京で行われました。

イベントは日本と中国で友好関係にある自治体の中学生が卓球の混合チームをつくり、親善試合を通して交流の輪を広げようと企画され、あわせて160人ほどが参加しました。

開会式では、中国人民対外友好協会の楊万明会長が「あなた方こそが中日関係の未来を担い、中日友好の使命を背負っている。卓球の球は軽いかもしれないが、そこには重い期待が込められている」と挨拶しました。

その後、元中国代表の選手によるエキシビションマッチでは、世界のトップレベルの技術が披露されました。

東京都から参加した中学生
「中国のすごくうまい選手の技術を自分のものにできるようにしたい」

金杉憲治 駐中国大使
「『ピンポン外交』という言葉もある通り、日本と中国との間で外交関係を支える重要な一つの要素だと思います」

また、金杉大使は先月、江蘇省蘇州市で日本人女性が襲われた事件について、「事件は残念で心配だが、民間交流は続けていかなければいけない」と話しました。