高知市の住宅で四国初の木製耐震シェルターの建築工事が行われています。住宅の耐震化を考えるうえで、選択肢のひとつとなるかもしれません。

高知市の住宅で作られているのは、木材でできた耐震シェルターです。県内でホームセンター事業などを展開するフタガミが販売していて住宅への施工は四国で初めてです。もともとある居間や寝室の内側から木材をはめ込むことで耐震性を高め、地震が起きた際にこの部屋に逃げ込むことで安全を確保することを想定しています。こちらの住宅では、8畳の応接間をシェルターにしていて、総工費は200万円ほど。およそ1週間で完成するということです。フタガミは、自力での避難が難しい人に検討してほしいとしています。

(ブリコ桟橋店 小山典宏さん)
「逃げることが困難な高齢者や体が不自由な方、すぐ行動がとれない方は逃げる場所を家の中に準備すると安心感があるのではないか」

このシェルターは現在県や市町村の耐震補修の補助対象ではありませんが、フタガミは今後、対象となるよう働きかけていくということです。