8月3日(日)午後1時 試合開始/福岡ソフトバンクホークス(パ1位)vs東北楽天ゴールデンイーグルス(パ4位)/みずほPayPayドーム

【注目は自己最多9勝目めざす先発・大関】

現在2位の日本ハムに1ゲーム差をつけ、パ・リーグ首位に立つソフトバンク。3日、本拠地での楽天戦は今年最後の『鷹祭 SUMMER BOOST 2025』として行われる。球場内が「カチドキレッド」の真っ赤に染まる今年のイベントデーはここまで「4戦4勝」。全勝をキープしていて、ラストマッチでその勢いのまま締めくくれるか注目される。

その大一番で先発マウンドを託されるのが『大関友久』。現在6連勝中と波に乗っていて、安定感は抜群だ。ここまで去年に続き自己最多の8勝(3敗)をマーク。自身の記録を塗り替える9勝目を目指す。

そんな大関に対し、RKB野球解説者の浜名千広氏は「今季は『カウント球』と『勝負球の投げ分け』」ができていると語る。浜名氏は「ピッチングの幅が広がり、攻めの投球ができている」と評価。また、キャッチャー嶺井との呼吸も合っていて、テンポの良い投球が期待される。さらに、「大関投手は去年よりも体力がついた」とも浜名氏。これまで以上のイニング数を投げられるタフさも、大関の成長を支えている。

【ホークスキラー楽天・藤井攻略へ!カギは牧原大成】

一方、ソフトバンク打線の前に立ちはだかるのは楽天の“ホークスキラー”藤井聖。

今季ソフトバンク戦には3試合に登板し、2勝0敗・防御率0.00と完璧に封じ込まれている。そんな中、浜名氏が打線のキーマンと見るのが『牧原大成』だ。
前日の試合では先制タイムリーを放ち、勝利の立役者となった。最近の試合では攻守にわたる活躍が光り、走塁でも積極的なプレーが目立つ。「牧原選手は状況判断に優れ、チームプレーを意識した動きができている」と浜名氏。藤井攻略のカギを握る存在として、牧原の攻守にわたる活躍が期待される。

【7月好調!楽天・辰己に警戒】

一方、ホークスが最も警戒すべき楽天打線の選手は『辰己涼介』だ。シーズン序盤は苦しんだが、7月は月間打率.297と調子を上げていて、過去の対ソフトバンク戦でも好成績を残している。大関がこの辰巳をどう封じるかも、試合を左右する重要なポイントとなりそうだ。

試合は午後1時にスタートする。