■MLB カブスーレッズ(日本時間6日、リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太(31)が本拠地でのレッズ戦に今季16度目の登板、6回1/3、92球を投げて、被安打3、奪三振7、四死球0、失点1(自責点1)。序盤はスイーパーを中心に3回までパーフェクト、中盤も絶妙な牽制を見せるなど7回途中まで1失点と好投を見せた。

前回7月31日のブルワーズ戦では今季最多の8奪三振をマークするなど8勝目をマークした今永、ナ・リーグ中地区と同地区ながらメジャー2度目のレッズ戦、昨季1度対戦して1勝をあげている。

1回、ストレート中心の攻めで1番・TJ.フリードル(29)、2番・M.マクレーン(25)と今永らしいピッチングで外野フライで2死を奪った。3番・E.デラクルーズ(23)を迎えると一転、スイーパーを混ぜてカウント0-2と追い込むと、3球目もスイーパーで空振り三振、今季、左腕に対して、チーム打率.221、メジャー30球団中28位と左腕が苦手なレッズ打線の立ち上がりを3者凡退に抑えた。

その裏、カブスは無死一、二塁とチャンスを作ったが、3番・K.タッカー(28)、4番・P.クロウ=アームストロング(23)、5番・W.カストロ(28)とクリーンアップが3者連続三振で得点ならず。

今永は2回、4番・A.ヘイズ(30)を外角高めのスイーパーで見逃し三振、5番・M.アンドゥハー(30)を内角へのスイーパーで空振り三振と前の回からスイーパーで3者連続三振を奪った。3回も三者凡退、レッズ打線の1巡目をパーフェクトに抑えた。

4回、先頭の1番・フリードルがセーフティバントでセカンド内野安打、今永のリズムを崩そうと、レッズ打線は2巡目で仕掛けてきた。しかし、2番・マクレーンの打席で今永はボールを長く持ち、完全に走者のタイミングを外して絶妙な牽制球、1塁走者のフリードルをアウトにした。

0対0で迎えた4回、カブスは2死一、二塁とチャンスを作ったが、7番・D.スワンソン(31)が空振り三振に倒れて無得点、好投の今永を援護出来なかった。

今永は5回、1死から5番・アンドゥハーにストレートを右中間へのツーベースを打たれて、この試合初めて得点圏に走者を背負った。続く6番・スティーアにも高めのストレートを引っ張られて、サード線ギリギリに入るヒットで1点を失ってしまった。連打で失点したが、7番・マーティをスプリットで空振り三振、点を失ってもしっかり切り替えて最少失点に抑えた。

その裏、1死から9番・M.ショウ(23)が7号ソロ、試合をすぐに降り出しに戻した。追いついてもらった今永は6回、1死から1番・フリードルを高めのストレートで空振り三振を奪うなど、9球で3者凡退に抑えた。

7回のマウンドにも上がった今永は先頭の3番・デラクルーズをスイーパーで見逃し三振、ここでカブスベンチは今永を交代、6回1/3、92球を投げて、被安打3、奪三振7、四死球0、失点1(自責点1)。1対1の場面での降板となったが、しっかりとゲームを作り先発の役割を果たした。