長崎市で2日、広島の小学生を招いて平和を祈るサッカー大会が開かれました。

このサッカー大会は長崎と広島の子どもたちの交流を通して平和を祈る心などを培ってもらおうと被爆80年の今年、長崎市サッカー協会が主催しました。

開会式では長崎市の城山サッカースポーツ少年団の吉田翔キャプテンが「サッカーの力で世界に平和と笑顔を広げることを、ここに誓います」と選手宣誓しました。

大会は2日と3日の2日間、5チーム総あたりで行われます。


このうち、2日に行われた長崎の城山サッカースポーツ少年団と広島の本川サッカークラブの試合は、お互いに1点ずつを奪い、同点で迎えた試合終盤に本川の中村選手が冷静にシュートを決め勝利しました。



試合後、広島の本川サッカークラブの石橋勧大さん(小学6年生)は「みんな正々堂々とやっていて平和だなと感じながらプレーした。長崎も広島と同じ大きなキノコ雲で被害がひどかったということを教えてもらった」

また城山サッカースポーツ少年団の吉田翔キャプテンは「みんなが平等に楽しく過ごせる世界になってほしい」と話していました。
子どもたちはサッカーの楽しさと平和の大切さを感じながら全力プレーを繰り広げていました。