先月、記録的な大雨が観測された北大東村に、去年大雨被害を経験した国頭村から応援の職員が派遣され、大雨被害での経験を生かした援助が始まりました。
先月24日から28日にかけ、大東島地方では降り始めからの雨量が600ミリを超える記録的な大雨が観測され、各地に浸水や冠水などの被害をもたらしました。
去年の大雨で比地川が氾濫し深刻な被害が出た国頭村は、この災害対応の経験を生かした援助を北大東村に打診し、1日、災害廃棄物の担当者など村の職員2人が派遣されました。
来週からは、り災証明書の発行や住居の修繕などの担当者が派遣されるということです。
また北大東村では、県からの災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が排水ポンプを持ち込み、先月30日から溜まった雨水を近くの池に移す本格的な排水作業が行われていますが、水の量が多く、開始から3日目を迎えても排水は完了していません。
このほか沖縄総合事務局は1日、船で排水ポンプ車を北大東村へ送りました。専門の職員が排水作業にあたるということです。
