■フィギュアスケートGPシリーズ第5戦・NHK杯(20日・札幌)
フィギュアスケートのNHK杯は最終日のエキシビションが行われ、男子シングル優勝の宇野昌磨(24)、2位の山本草太(22)、4位の友野一希(24)らが参加した。
全身黒の大人の雰囲気漂う衣装で登場した宇野は、シャンソンの名曲「Padam,padam」に合わせ、情熱的なステップとスピンで観客を引き込んだ。さらに身体を後ろに逸らす“クリムキンイーグル”を披露するなど、競技のプログラムとは違う世界観を演じ切った。
宇野は前日のフリーで貫録の演技を披露し、合計279.76点で逆転の首位に立ち、大会2連覇を達成。またスケートカナダに続くGPシリーズ2連勝となり、12月のイタリア・トリノで開催されるGPファイナルへの出場権を得た。
これまで優勝の経験がないGPファイナルに向けて「期間は短いといえど、ちゃんとここまで練習してきたことをしっかり生かしつつ、自分の最高のパフォーマンスができるように、全力で集中して頑張りたいと思います」と意気込んだ。
フランス大会に続く2位の山本は、GPシリーズ初優勝こそ逃したが2大会の合計ポイントにより自身初のファイナル進出を決めた。この日はかつてショートプログラムで使用したフラメンコの曲調に合わせ、軽快なステップで魅了した。
この日、日本人選手のトップバッターとなった友野は、上下黒のロックバンド風の衣装で登場し、ギタリストMIYAVIの曲に合わせ“ロックスター”になりきった。ギターを弾くしぐさなどで会場を引き込むと、前日の“おっちょこちょいな指揮者”とは180度違うワイルドなキャラクターを演じ、幅の広い表現力で観客を魅了した。
前日のフリー演技後で友野は「今まで自分の弱さにすごく向き合ってきたなって思っていて、足りないのは自信だなと思い、今日からはスケートに自信を持って、自分の強さと向き合っていきたいと思います」と12月の全日本選手権に向け気持ちを切り替えていた。
【NHK杯結果】
男子シングル
1位 宇野昌磨(日本)合計279.76点
2位 山本草太(日本)合計257.85点
3位 チャ・ジュンファン(韓国)合計254.76点
4位 友野一希(日本)合計251.83点
女子シングル
1位 キム・イェリム(韓国)合計204.49点
2位 坂本花織(日本)合計201.87点
3位 住吉りをん(日本)193.12点
5位 渡辺倫果 合計188.07点
ペア
1位 三浦璃来/木原龍一(日本)合計216.16点
2位 E.チャン/S.A.ハウ(アメリカ)合計187.49点
3位 B.マキントシュ/B.ミマール(カナダ)合計175.65点
アイスダンス
1位 L.F.ボードリー/N.サアアンスン(カナダ)合計210.41点
2位 M.チョーク/E.ベイツ(アメリカ)合計209.13点
3位 C.グリーン/M.パーソンズ(アメリカ)合計191.10点
6位 村元哉中/高橋大輔(日本)合計178.78点
9位 小松原美里/小松原尊(日本)164.30点
注目の記事
【お盆に考える】増える「墓じまい」 解体された墓石の“その後”は 住職が語る家族での話し合いの大切さ 岩手・花巻市

原爆投下から2か月後に生まれた女性「人には絶対に言ってはいけんよ 差別される」長年胸にしまった思いを次世代に【岡山】

女子生徒にわいせつ、女児に裸の写真を送らせ…低年齢化する性被害、法律だけでは解決しない理由とは「自校は関係ないと思っていた」【前編】

「こんなに重くなるとは」肺の生活習慣病『COPD』 死亡者数は年間1万6千人で交通事故死亡者の6倍 医師が警鐘

「ガソリン届けようと…」車中泊で死亡女性の遺族が胸中語る 熊本地震“見えづらい避難者”どう支えるか “要配慮者”避難の現状 子どもの心ケアする医師も【報道特集】

「何度も何度も追突されて...何が目的か本当に理解できない」結婚式の衣装合わせに向かっていた夫婦が直面した「死の恐怖」東名高速で続いた約1.7キロの追突=静岡









