蚊によって媒介される「チクングニア熱」の感染が中国で拡大していることを受け、中国外務省はWHO=世界保健機関と緊密に連絡を取っていることを明らかにしました。
「チクングニア熱」の感染が広がっているのは中国南部の広東省で、当局によりますと、今月(7月)になって急増。26日までにおよそ5000人の感染者が確認されていますが、死亡者や重症者はいないということです。
感染の拡大を受け、中国外務省の郭嘉昆報道官は31日、中国側はこの問題について、WHOと緊密に連絡を取っていることを明らかにし、中国政府は「国民と在留外国人の健康を重視しており、今後も国内外の観光客に快適で安全な旅行環境を提供し続ける」と強調しました。
日本の厚生労働省によると、チクングニア熱は蚊に刺されることで感染し、発熱や関節痛などの症状がみられます。また、重症例では脳症や劇症肝炎が報告されています。
一方、「ブルームバーグ通信」によりますと、アメリカの保健当局は中国への渡航に関する注意情報を出す準備をしているということです。現在、感染の規模や影響範囲を評価中だとしています。
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