芥川賞・直木賞、いずれも「該当作なし」という異例の事態となったこの夏。書店業界が悲鳴を上げる大ピンチに立ち上がったのは?

7月16日。その発表に大きな「どよめき」が…。第173回の芥川賞・直木賞は、いずれもまさかの「該当作なし」。この27年ぶりの“異常事態”に…

芳林堂 高田馬場店 鈴木和也さん
「書店にとってはなかなか厳しい売り上げに」

例年であれば本を売るチャンスのはずが、一転、“大ピンチ”に。そうした中…

「だから、私たちは始めることにしました。『かってに芥川賞・直木賞』を」

都内の書店5店舗と読書好きの有志が手を組み、勝手に受賞作を決めちゃったのです。

お客さん
「すごく斬新だと思う」

年に200作品読むお客さん
「これなんかすごく興味がある 」

「かってに芥川賞」の選考委員は、こちらの男性。なぜかというと…

『かってに芥川賞』選考委員
「芥川順哉」

芥川さんが選んだ「かってに芥川賞」受賞作は…

東京都在住・編集ライター 芥川順哉さん
「『国語入試問題必勝法』という本なんですけど、国語入試問題の必勝法を家庭教師が受験生に教えるみたいな小説」

「僕には鳥の言葉がわかる」という本を選んだ選考委員も芥川さん。“気になるアレ”を聞いてみました。

静岡県在住・高校教師 芥川遼甫さん
「(Q.芥川龍之介と関係ある?)僕は龍之介さんとは血縁関係がなくて」

「かってに直木賞」の受賞作も決定間近。選考委員はもちろん、直木さんということです。