福岡県教育委員会は、今年度の全国学力・学習状況調査の結果を発表しました。福岡県では小学校の国語が全国平均を上回った一方で、小学校の算数と中学校の数学・理科が全国平均を下回りました。

今年度の全国学力テストは、小学6年が国語と算数と理科、中学3年が国語と数学と理科で、福岡県ではおよそ8万2000人が参加しました。

全国平均を100として比較する福岡県の「標準化得点」は、小学6年の国語が「101.1」と平均を上回りましたが、算数は分数に関する問題の正答率が低く「98.9」と平均を下回りました。

一方、中学校では、数学と今回初めてオンライン方式が導入された理科がいずれも全国平均を下回っています。また、地区別で見ると「筑豊地区」では全教科で全国平均を下回るなど地域間の格差が大きくなっています。