アメリカのトランプ大統領は、関税交渉で韓国と合意したと発表しました。税率は日本などと同じ15%となります。

トランプ大統領は韓国に対し8月1日から25%の関税を課す方針を示していましたが、30日、関税率を15%とすることで韓国と合意したと明らかにしました。韓国がおよそ52兆円の投資を約束したとし、投資先は自身が選定するとしています。

一方、韓国の李在明大統領は「韓米間の産業協力が強化され、韓米同盟もさらに確固たるものになるきっかけになると期待している」と表明しました。

また、トランプ氏はブラジルに対し40%の追加関税を課すとする大統領令に署名しました。「相互関税」と合わせた関税率は50%になります。

大統領令では、自らに近いブラジルのボルソナロ前大統領が、クーデター未遂の罪で起訴されたことを、「政治的な迫害」などと指摘しています。

さらに、トランプ氏はインドに対し8月1日から25%の関税を課すほか、ウクライナに侵攻を続けるロシアから軍事物資などを多く購入しているとして、「ペナルティ」も課すと表明しました。