島根県は30日、3年ぶりとなる渇水対策会議を開きました。
会議冒頭、松江地方気象台から、今年は梅雨の期間が短く、ここ2か月間の降水量は平年に比べて半分程度で、特にこの1か月は、東部や隠岐で10%前後になっていることが報告されました。
そのため、島根県内のダムの貯水率は、30日午前8時現在、国が管理する雲南市の尾原ダムが38.6%、安来市の布部ダム・山佐ダムもともに50%を下回っています。
これを受け、布部・山佐ダムは、30日午前11時から、水道・工業用水も制限する第2次渇水調整を開始しましたが、これによる企業や一般家庭への影響はないとのことです。
島根県防災危機管理課 加本純也 課長
「農業の関係の方には、取水の管理について留意していただき、農作物の管理を徹底していただきたい」
松江市では塩分濃度の高い宍道湖の水が逆流し、稲が一部、枯れたり、隠岐から輸送中の肉用牛が1頭、熱中症で死亡するなど、雨不足、暑さの被害が広がり始めています。