来年秋の再建に向け工事が進む首里城で、正殿を覆っていた「素屋根」の解体工事が本格的に始まっています。

29日午後、再建工事の現場では作業員が「素屋根」の上に上り、正殿を覆っていた屋根のパーツを一つずつ取り外しクレーンを使って下に降ろす様子が確認できました。

「素屋根」は再建される首里城正殿を雨風から守るための仮設の建物で、工事の進展に伴い先月から撤去作業が始まり、29日から外側の解体工事が本格的に進められています。これまでは素屋根の内部に見学エリアが設けられ職人の作業の様子を直接見ることができましたが素屋根の解体が始まるのを前に今年6月で閉鎖されていました。

今後は正殿内部の装飾や色付け、防火対策の工事などが進められます。

素屋根は今年10月にすべて解体され、再建された新たな正殿がお目見えすることになります。