静岡県掛川市が市民を対象に行ったアンケートの結果、浜岡原発の再稼働を容認する回答が、「稼働停止または廃炉」の回答を3年連続で上回ったことがわかりました。

浜岡原発がある静岡県御前崎市に隣接する掛川市では、毎年、18歳以上の市民2500人を対象に意識調査を行っています。

浜岡原発の今後について聞いたところ、「安全が確認できれば稼働」が42%で、「稼働停止または廃炉」の33%を、3年連続で上回りました。

調査を始めた2013年と比べて、再稼働を容認する回答は、18ポイント増えています。(2013年:廃炉42.8%、停止16.9%、再稼働:24%)

<掛川市 久保田崇市長>
「東日本大震災の事故から年数が経過したことや電気代の高騰等があり、原発を動かした方がよりリーズナブル、合理的という考えが少しずつ広まっているのでは」

その上で、久保田市長は万全の安全対策を行ったうえ、市民がしっかり理解するところまでいかないと浜岡原発の再稼働はできないというスタンスを改めて示しました。