新潟市内の小学校で発生した“いじめ”について再調査を行う委員会が、28日午前に初めて開かれました。再調査を行う委員会は、弁護士・医師・学識経験者の3人で構成され、非公開で行われます。
【新潟市いじめ問題調査点検委員会 水内基成 委員長】
「新潟市で初めて、いじめ重大事態の再調査ということになります」

「どういうかたちで進めていくのか、手探りの部分があろうかと思いますけれども、この委員会での調査・審議が、公正・円滑に進められますようにつとめてまいります」

2023年4月に新潟市の小学校に通う当時5年生の女子児童が自殺を図り一時意識不明となったこの問題では、第三者委員会が複数の児童による陰口や悪口などのいじめが自殺未遂の「主な原因だったと推認できる」と判断する報告書を市に提出した一方で、新潟市教育委員会からは被害児童の保護者による「十分な調査がされていない」という趣旨の「所見書」も提出されていて、新潟市が再調査を行うことを決定していました。

「改めて調査してほしいというような要望も含めて、保護者から出ております。その点で、前回の専門委員会の報告書が出るまでの段階でどういうふうに取り組めたのか、それが難しかったのかとか、そのあたりも含めて、検証や再調査を求められているというところです」
具体的な調査方法は、今後検討していくとしています。